ハッカージャパンとその頃の自分を振り返る10(2001年-1)   3 comments

Posted at 12:05 am in diary,internet,日記

世間はクリスマスですね。最近プレゼント目当てにウィッシュリスト公開している人が多いですが、砂、送られたらどうするんでしょうね。

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クリスマスですが特に何もないです。

 

さて、2001年になりました。2000年後半にIISのUnicode処理に起因するセキュリティホールが見つかって、なかなか日本語版のパッチも提供されなかったため、ちょうどこの頃、これに対する攻撃が流行していました。ぼくも友達のサイトのディレクトリを表示したり電卓を起動したりしていたものです。そして、この頃はポート139開けっ放しでWindowsファイル共有フォルダを世界に向けて共有している人が多かったので覗いていた気がします。認証していないので不正アクセス禁止法にも引っかからず安心ですからね。

編集部は、引き続き3人体制、というか2.5人体勢のような感じで進んでいきます。多木さんが入った頃とまったく同じような仕事っぷりで、面倒を見ている斉藤さんの方も何だか思い通りに行かずに困っている時間が多くなります。何か2人が闇を抱えているようなどんより暗い編集部になっていきます。

そして多木さんはだんだん固まっている時間が増えていきます。ラフをWordで切ってもらっていたようなのですが、それがうまくいかず何日も何日も同じところで止まっています。別にラフを切る道具なんて何でもいいんだから手ラフでもいいはずなのですが、それは認められないようで、なぜかそこに2人でこだわって思考も手も止まっているようでした。

その分自分の担当する作業が増えていくことになり、Vol.4では特集3と自衛マニュアルを除いたほとんどの後ろのページを自分がやることになりました。もうこちらも他人の進捗にかまっているヒマはありません。とにかく闇に関わらないように全力で自分の仕事を終えることに専念です。

●ハッカージャパン21 Vol.4(2001年3月発売)

そんな危うい体勢ながらもなんとか校了したVol.4でした。自分の担当した特集3はこの頃森首相も演説で言ってたIPv6です。もうこのときから10年以上経ちますが、いっこうにクライアントサイドでIPv6が普及した気配は見られません。推進していた会社の方もバックボーンがほぼIPv6化したのでいいや、と思っているきらいがあるようです(と推進していた会社の方に聞きました)。

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何とか校了したVol.4

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時代を先取りしたIPv6特集でしたが、まだ追いつかれていません。

校了すると休む間もなく書籍「大人のCGIスクリプト」の作業に突入です。これまでの連載をまとめたものなので、そのまま使い回せばいいと思っていたのですが、そうもいきません。基本の文法解説や環境設定の部分やTIPSなどの項目を追加したおかげで、連載の部分は半分以下になってしまい、著者の橋本さんも編集のぼくも大変な作業量が発生してしまうことになりました。このときは大久保の橋本さんの事務所に毎日のように行って、原稿を待っていました。まあ編集部はどんより暗い雰囲気なのでなるべく長居したくなかったのもありますね。

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手元には増補改訂新装版しかありませんでした。

書籍の方は突貫工事で何とか仕上がって5月に無事発売することができました。今となるとセキュリティ的に問題があったり、内容に問題があったりするのかもしれませんが、割と評判が良かったです。これでCGIを覚えたという人や収録されたCGIがこの本にしかなくて役に立ったと言われることが何度かあってうれしかったのを覚えています。

Written by bogus on 12月 25th, 2013